1952年ポール・M・ヴォルタのデザインによるFDB Mobler製チェア「J 61」。

FDBモブラー製のダイニングチェアで背もたれにファブリックを用いたものは案外少ない。良質且つ手軽な価格で販売を行っていた当時のFDBモブラーでは珍しい仕様のチェアと言えます。この「J 61」においては背もたれにファブリックを用いたものと二本の笠木だけのものがあり、購入時にセレクトできたと思われます。

貫を設けていない代わりにシート四方のフレームには厚みを持たせ、簡素ながらしっかりとした構造であることが見て取れます。後脚は斜めに内側に走り背もたれに向けてくの字に角度が付けられ、綺麗な後ろ姿を作り出しています。座り心地はごく僅かに後ろ傾斜のシートと姿勢に合わせ傾きとカーブを持たせた優しい背当たりの背もたれで心地良く、快適にお使いいただけます。食事以外にもダイニングで長く過ごす方にはおすすめの一脚です。

木部はサンディング後オイル、WAXにて仕上げていますので、長い年月を経たオーク材の魅力を最大限に引き出しております。背座共にウレタン交換後にDanish Art Weaving（デニッシュアートウィーヴィング）社の肌触りの優しいコットン・リネン生地に張り替えました。

在庫は6脚。2／4／6脚セットよりご注文いただけます。（47,000円/1脚）
ご注文の際はご入用脚数を備考欄にご入力ください。

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