1957年ピーター・ビット & オルラ・ムルガード・ニールセンのデザインによるSoborg Mobelfabrik製アームチェア「370」。

直線的なフレームはフラットな面と丸みのある面から成り緊張感の中にも柔らかさを感じる取れる。4本の脚はシート接合部が太く、強度を高めていることが伺えるが、脚先は細く繊細な印象。アームはチーク材にローズウッド材を埋め込みこのアームチェアのデザインのポイントとなっている。アームは座った時に自然に肘に寄り添い、その造形は優美でありながら力強さを感じる。素材の使い方とデザインのバランスが良くどんな空間にもスッと馴染んでくれるだろう。
直線的でクラシックな雰囲気の「370」はダイニングテーブルに合わせ日常使いも良いが、壁際に置いて読書用のチェアとしても最適な一脚となりそうだ。

木部はサンディング後オイル、WAXにて仕上げていますので、長い年月を経たチーク材・ローズウッド材の魅力を最大限に引き出しております。座面・背もたれ共にウレタン交換後新たにブラックレザーにて張り替えました。

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