1960年代ニルス・ヨンソンのデザインによるTroeds製ダイニングテーブル「MEGA」。

天板エッジには丸みを持たせ優しい印象を感じる。幕板は直線的で潔く、脚は天板付け根は四角く太いが、脚先へ向けて細く丸くなっているのでシャープで繊細な印象も併せ持っている。そしてなんと言っても天板構造が面白い。通常2〜4人掛けのダイニングテーブルが4〜6人掛けのダイニングテーブルへと姿を変えるのだ。
① 正方形の天板を横へスライドする。
② 重なっている2枚の天板の上の天板を本のように開く。
これだけで90cm×90cmの天板が倍の180cm×90cmのテーブルに早変わりするのだ。この構造は数あるダイニングテーブルの構造の中でも珍しく、採用した工房は少ない。ニルス・ヨンソンはTroedsから数多くのデザインを発表しており、デザイナーと工房の信頼関係によってこの構造の採用に至ったのではないかと考えられる。
90cm角と小ぶりなサイズ感なので、空間で島置きにしても一辺をカウンターなどに壁付してお使いいただいても良いでしょう。

木部はサンディング後オイル、WAXにて仕上げていますので、長い年月を経たチーク材の魅力を最大限に引き出しております。天板スライド調整済み。

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