デンマーク J. L. Moller社製 Niels O. Mollerデザインによるチェア「No.79」。
どの角度から見てもため息が出るほど美しい椅子です。
下から上へスッと伸びた後脚は背もたれとなり、背筋に合わせ緩やかに後ろへ傾いている。フラットに削られた背もたれは、縦三本の笠木を取り入れたことで背中の当たりが良く、優しく上半身を受け止めてくれます。同じ背もたれでも後ろ姿は大きく印象を変えます。笠木一つひとつに丸みを持たせ、光を受けると優美な陰影が生まれ、木の肉質を見て取ることができます。まるでこの陰影まで思慮してデザインされたかのようです。
日に焼け、すっかり色褪せてしまったローズウッドは、サンディングし、オイルを入れることで本来の深みのある色を取り戻すことができました。ほのかに香るローズの香りが椅子の立ち姿と相まり気品の良さを漂わせています。
座面のペーパーコードは職人の手により新たに張り替え。ピンと張られたペーパーコードは使い込むほどに体に馴染んでゆき、味わいも増します。
木部はサンディング後オイル、WAXにて仕上げていますので肌触りもなめらか。ローズウッドの魅力を存分にお楽しみいただけます。
在庫は1脚のみ。
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