1967年ハンス・J・ウェグナーのデザインによるAP Stolen製ソファ「AP 66」。

直線で構成されたオーク材フレームのデザインに木材を熟知したウェグナーの情熱が詰まっています。
アームフレームは逆台形を取り入れ、床との設置面積を減らすことで量感を軽減すると共に足もとを広くしていることが伺えます。アームはウェグナー作品の中では唯一と言っていいほど珍しいダブルアーム（ウッドアームとクッションアーム）仕様。ウッドアームに比べクッションアームは腕への当たりが優しく、長時間腕を乗せていても痛くなりません。シートハイは38cmと低めで座面の傾斜角も緩やかで腰への負担が少なく立ち上がりもしやすくなっています。
背面や斜め後ろのフォルムが美しいソファですので、リビングとダイニングの間など背面のデザインが見える位置に配すると「AP 66」の魅力が更に引き立つことでしょう。

木部はサンディング後オイル、WAXにて仕上げていますので、長い年月を経たオーク材の魅力を最大限に引き出しております。シート下のウェーヴィンテープを交換し、シートはウレタン交換後190年近くの歴史を持つドイツSAHCO社のリネン・コットンの肌触り優しいファブリックにて張り替えました。複数の絶妙な色の糸で織られたブラウングレーのファブリックは、経年で深みを増したオーク材との相性も良く、洗練された落ち着きのある雰囲気を空間に与えてくれます。

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