愛情込めてレストアした家具たち
送り出す時は
「新しい家でもしっかりやれよ!」
なんて心で呟きながら見送っている
販売できなくなってしまったテーブルから採取したチーク材突板
限りある資源を大切にし可能な限り使い切る
このテーブルのためにも この突板を使ってレストアする家具のためにも
そして資源を提供してくれた地球のためにも


新入荷前はいつもワクワクする
だって、全部自分が欲しいと思ったものだからね
可能な限り元の姿に戻すための工夫
最善策を日々探る
半世紀以上も前の家具
資料も乏しく見つけ出すのも一苦労
これもヴィンテージ家具ならではの楽しみ方かも
「これまでの数十年」と「これからの数十年」の間を担える喜び
開閉の様も美しい蛇腹戸
カケ
同時代の同樹種を移植
サンディング
オイル
家具が笑っている
削っては触れ
削っては触れ
当時のデザイナーや工房の思考を読み解きながら
時には家具と対話しながら